書籍「12か月の本 7月の本」
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉――
12か月のうちの〈7月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。
四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻です。


装丁:岡本洋平(岡本デザイン室)


「7月の本」の見返しはまちがいさがしになっています。ぜひ仲間はずれの「7」を探してみてくださいね。
『7月の本』の目次
キュー植物園(ヴァージニア・ウルフ/西崎憲訳)
黄泉から(久生十蘭)
月の船で行く(長野まゆみ)
青い海黒い海(川端康成)
七月の 朝の(尾形亀之助)
あまたの叉路の庭(ホルヘ・ルイス・ボルヘス/西崎憲訳)
はなしの話(岡本綺堂)
電車停留場(豊島与志雄)
黄いろいレトリック(北園克衛)
ほおずき市(沢村貞子)
魚の餌(梅崎春生)
あいつらにはジャズって呼ばせておけ(ジーン・リース/西崎憲訳)
出来事(志賀直哉)
むぎ湯(鏑木清方)
三十年後の東京(海野十三)
僕の夏休み(穂村弘)
張光熊〔「子不語」より〕(袁牧/邑楽愼一訳)
アリスは、落ちながら(スティーヴン・ミルハウザー/柴田元幸訳)
跋 時間と七月(西崎憲)

日に日に暑さが増し、ほおずき市が賑やかな頃。
蝉の鳴き声が、夏休みの始まりを盛り上げてくれた7月。
7月らしい文章を7月に読んで、真っ只中の季節の醍醐味をじっくり味わってみませんか。


7月にお誕生日を迎える方への贈り物にも。
きっと喜ばれるはずです。

一篇一篇がさらりと読める短さなので、一人でまったり過ごす時間や寝る前の読書にもぴったりです。
私たちが生きている今の季節を、作家それぞれの目を通して見る楽しさを、ぜひ体験してみませんか。
別の時代・別の場所の7月が、今年の7月をより豊かにしてくれます。

【 著者紹介 】
西崎憲
翻訳家、作家、アンソロジスト。訳書にコッパード『郵便局と蛇』、『ヘミングウェイ短篇集』、『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』など。著書に第十四回ファンタジーノベル大賞受賞作『世界の果ての庭』、『蕃東国年代記』『未知の鳥類がやってくるまで』『全ロック史』『本の幽霊』など。フラワーしげる名義で歌集『ビットとデシベル』『世界学校』。電子書籍や音楽のレーベル〈惑星と口笛〉主宰。音楽家でもある。

- 著者
- 西崎憲
- 発行所
- 国書刊行会
- 判型
- B6変型判
- ページ数
- 296ページ
本書の一部、あるいは全部を無断で複写複製することは、法律で認められた場合を除き、著作権の侵害となります。乱丁、落丁本はお取り替えいたします。