書籍「12か月の本 9月の本」
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉――
12か月のうちの〈9月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。
四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻です。


装丁:岡本洋平(岡本デザイン室)


『9月の本』の目次
九月のひと(幸田文)
分身(リッキー・デュコーネイ/岸本佐知子訳)
月夜(鈴木三重吉)
鬼作筵〔「聊斎志異」より〕(蒲松齢/柴田天馬訳)
登高(小沼丹)
屋上(北野勇作)
猫町 散文詩風な小説(萩原朔太郎)
尼〔「陰火」より〕(太宰治)
溶ける魚 17(アンドレ・ブルトン/巖谷國士訳)
二人は歩いた(西脇順三郎)
市街を散歩する人の心持(木下杢太郎)
菊あわせ(泉鏡花)
溺れかけた兄妹(有島武郎)
麻畑の一夜(岡本綺堂)
天災と国防(寺田寅彦)
食堂(島崎藤村)
九月の果樹園(マチュー・ド・ノアイユ伯爵夫人/永井荷風訳)
九月は(茨木のり子)
恋のカメレオン(アンリ・トロワイヤ/澁澤龍彦訳)
跋 九月の水(西崎憲)

マツムシや鈴虫など心地よい虫の声が聞こえてくる頃。
稲穂が色づきはじめ、菊が咲きこぼれる9月。
9月らしい文章を9月に読んで、真っ只中の季節の醍醐味をじっくり味わってみませんか。


9月にお誕生日を迎える方への贈り物にも。
きっと喜ばれるはずです。

一篇一篇がさらりと読める短さなので、一人でまったり過ごす時間や寝る前の読書にもぴったりです。
私たちが生きている今の季節を、作家それぞれの目を通して見る楽しさを、ぜひ体験してみませんか。
別の時代・別の場所の9月が、今年の9月をより豊かにしてくれます。

【 著者紹介 】
西崎憲
翻訳家、作家、アンソロジスト。訳書にコッパード『郵便局と蛇』、『ヘミングウェイ短篇集』、『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』など。著書に第十四回ファンタジーノベル大賞受賞作『世界の果ての庭』、『蕃東国年代記』『未知の鳥類がやってくるまで』『全ロック史』『本の幽霊』など。フラワーしげる名義で歌集『ビットとデシベル』『世界学校』。電子書籍や音楽のレーベル〈惑星と口笛〉主宰。音楽家でもある。

※「12か月の本」シリーズ全巻購読者特典につきまして
各巻の帯に応募券が付いており、こちらの応募締切は2026年7月末日となっております。締切日以降も応募券のついたものが届く場合がございますが、あらかじめご了承ください。
- 著者
- 西崎憲
- 発行所
- 国書刊行会
- 判型
- B6変型判
- ページ数
- 280ページ
本書の一部、あるいは全部を無断で複写複製することは、法律で認められた場合を除き、著作権の侵害となります。乱丁、落丁本はお取り替えいたします。