イタリアンパセリの原産地は地中海沿岸。古くから食べられてきたハーブで、料理の最後にそっと添える緑です。
なくても作れますが、あると料理が完成する。イタリア料理には欠かせない名脇役です。
今では日本でも、一年中、フレッシュなイタリアンパセリがスーパーなどの身近なお店に並ぶようになりました。
苗を育てて、日々の料理で摘む楽しみもあります。
私がイタリアで過ごしていた5月頃、カジキ料理に出会いました。グリル焼きに、オリーブオイル、塩胡椒、レモン。そこに刻んだイタリアンパセリをふたつまみ。それだけで、皿の上ですっと爽やかな風が吹き抜けるような爽快感が生まれました。この一皿が、イタリアンパセリの魅力を教えてくれました。
「イタリアンパセリバター」はよく作ります。野菜の上にのせて、オープントースターか魚焼きグリルで焼くだけの料理です。レシピは「暦生活 パセリ」より。
刻む時は葉のみの方が食感が良いです。
茎は、スープの香り付けに。春にんじんと春しらすのきんぴらに加えると、いいアクセントになります。パセリとにんじんは同じセリ科なので、相性が良いです。
刻んだ葉は冷製スープ、ペペロンチーノやトマトソースのパスタ、苺や魚介のリゾット、卵料理、肉炒めに。鮮やかな緑、ほのかな苦味、爽やかな香りが、料理の輪郭をやさしく引き締めてくれます。
刻む時は葉のみ使うと食感が良いです。
写真提供:川口屋薫
刻んだイタリアンパセリが余った時は、乾燥させて保存しています。キッチンペーパーの上において、そのまま冷蔵庫で数日間保存するとサラサラに乾燥します。その後、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。ある日、冷蔵庫に入れたことを忘れ、放ったらかしにしていて出来た偶然の乾燥方法です。
冷蔵庫でフレッシュな葉を保存する時は、乾燥させないように、水で濡らしたキッチンペーパーに包んでいるので、逆の発想だなと納得しました。
今日ご紹介するレシピは、「イタリアンパセリと明太子の料理」です。フレッシュなイタリアンパセリを気軽に楽しめる料理です。よかったら作ってみてください。
イタリアンパセリ明太子のスクランブルエッグ
材料(作りやすい量)
•刻んだイタリアンパセリの葉 約7g
•明太子 1腹
•6Pチーズ 1個
A
•卵 2個
•砂糖 小さじ½
•塩 少々
作り方
①イタリアンパセリとほぐした明太子をよく混ぜ合わせます。
②Aの材料で作ったスクランブルエッグの上に、①を少しずつ、切った6Pチーズをのせたら完成です。
☆アレンジ
①にマヨネーズを加えて、サラダパスタに。
①にマヨネーズと無塩バターを加えて、トーストに。

川口屋薫
料理人
Le btagev(ルブタジベ)代表。大阪出身。料理人。珍しいやさいの定期便をしています。風薫る季節5月が過ごしやすくて一番好きです。イタリア在住中、ヨーロッパ野菜に恋し、日本の野菜が恋しくなったのをきっかけに野菜に関わる仕事をしています。 趣味 囲碁
