こんにちは。和菓子文化研究家のせせなおこです。
暑い暑い夏、みなさんいかがお過ごしですか?小さい頃は夏が大好きで、年中夏だったらいいのに、と思うほど大好きな季節でした。
しかし大人になると、特にここ最近の暑さはとても耐えきれず、悲しいことに苦手な季節になってしまいました。ただ、夏が好きだった頃の気持ちは忘れたくないなぁ、とどうにか嫌いにならないように、夏のいいとこ探しをするのが最近の楽しみでもあります。
最近新しく出会った夏のお楽しみが沖縄ぜんざいです。「ぜんざい」という名前をしていますが、なんと見た目はかき氷。氷の上に金時豆がのっている夏のスイーツです。
そんな沖縄ぜんざいと出会ったのは2023年の大晦日、お気に入りのグルメドラマ、「孤独のグルメ」でした。主人公が沖縄を旅するストーリーで、その中で出てきたのが沖縄ぜんざいでした。「沖縄にもぜんざいがあるんだな」くらいに思っていたら大間違い。一般的な小豆にお餅や白玉がのったぜんざいではなく、氷の上に金時豆がのっているではありませんか!こんなぜんざいがあるなんて、ととても驚きました。
アメリカ統治時代に金時豆が安く手に入ったことから、沖縄ぜんざいには金時豆が用いられるのだそう。伝統菓子のあまがしをルーツとする説などそのルーツは諸説あり、はっきりとはわからないものの、半世紀以上親しまれている沖縄のソウルフードです。
絶対に食べたい、と沖縄に行って本物を目の前にした時はあまりの嬉しさに感動しました。小豆のあんこが大好きな私ですが、実は金時豆も大好き。金時豆の煮汁を凍らせて作られた氷、ほくほくの金時豆にもちもちの白玉。最高のハーモニーでした。
実際に沖縄に行ってみると、沖縄ぜんざいを提供するお店やカフェは思っていたよりも多く、なんとスーパーやコンビニのアイス売り場にも沖縄ぜんざいが売っていました。全然回りきれなかったので、また沖縄ぜんざい巡りにチャレンジしたいな、と思っています。
今までの夏の楽しみは冷やしぜんざいにアイスをのせて食べることでしたが、沖縄ぜんざいに出会ったおかげで、氷も仲間入りしました。まだまだ続く暑い夏、おいしく楽しく過ごせたらいいなと思います。
写真提供:せせなおこ

