七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候(しちじゅうにこう)」ごとに、旬の食材を使ったレシピをご紹介していきます。
「立冬(りっとう)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
立冬(りっとう) 11/7〜11/21頃
<七十二候>
・山茶始開(つばきはじめてひらく) 11/7〜11/11頃|ねったぼ(さつまいも餅)
・地始凍(ちはじめてこおる) 11/12〜11/16頃|白菜の塩ちぢみ
・金盞香(きんせんかさく) 11/17〜11/21頃|山芋の塩短冊
山茶始開(つばきはじめてひらく)|ねったぼ(さつまいも餅)|11/7〜11/11頃
七十二候「山茶始開」は、よみは「つばき」ですが、山茶花(さざんか)が咲き始める頃。冬枯れのなかで、大輪の山茶花がきれいに咲きほこります。この時期に旬を迎えるのは「さつまいも」。ここでは、旬のレシピ「ねったぼ(さつまいも餅)」をご紹介します。
ねったぼ(さつまいも餅)
<材料>(2人前)
A:もち米(2合)・さつまいも(大2本)・塩(小さじ1)・水(2合分)
B:塩(少々)・きな粉:砂糖(2:1)
※さつまいもの選び方
皮の色が均一で鮮やか、ツヤがあり見た目がふっくらしたものを。ひげが堅いものや、表皮の一部が黒く変色しているものは避けましょう。
<作り方>
1. Aを入れて炊飯器で炊きます。
2. 炊きあがった①を、水をつけながらすりこぎで突くようにして潰して混ぜます。
3. 手に水を付けて②をくるくると餅状に丸めます。
4. Bを混ぜ合わせたものに③をつけ、なじませてから再度つけます。黒蜜をかけたり、あんこを入れてアレンジも。
地始凍(ちはじめてこおる)|白菜の塩ちぢみ|11/12〜11/16頃
七十二候「地始凍」は、冬の冷気のなかで、大地が凍りはじめる頃。朝は霜が降り、場所によっては霜柱がみられるところもあります。夜は冷え込みがいっそう厳しくなるので、部屋の窓の結露にも注意が必要です。この時期に旬を迎えるのは「白菜」。ここでは、旬のレシピ「白菜の塩ちぢみ」をご紹介します。
白菜の塩ちぢみ
材料(2人前)
・白菜(2.3枚程)
・薄力粉(1⁄2カップ)
・水(1⁄2カップ)
・卵(1個)
・塩(小さじ1)
・オリーブオイル(適量)
<作り方>
1. 薄力粉、水、卵、塩をボールに入れて混ぜ合わせます。
2. 白菜を縦に半分に切り、芯が気になる場合は少しだけ削ぎます。
3. ホットプレートにオリーブオイルをたっぷりと引き、白菜を両面とも①にくぐらせてからプレートに置き、さらに①を上からかけて中~強火で焼きます。
4. 焦げ目がついたらもう片面も①をかけて焼き、両面に焦げ目がついたら完成。火を止めてキッチンばさみ等で一口大に切りながら食べます。オリーブオイルと塩をかけてお召し上がりください。
金盞香(きんせんかさく)|山芋の塩短冊|11/17〜11/21頃
七十二候「金盞香」は、水仙の花が咲きはじめる頃。漢字やよみからは、金盞花を連想してしまいそうですが、水仙の花のことを表しています。水仙は上品な香りと、育てやすさから人気のある花です。この時期に旬を迎えるのは「山芋」。ここでは、旬のレシピ「山芋の塩短冊」をご紹介します。
山芋の塩短冊
<材料>(2人前)
・山芋(10cm程度)
・塩(ひとつまみ)
・オリーブオイル(小さじ1)
・お好みでゴマ、小ネギ
<作り方>
1. 皮をむいた山芋を短冊型に切ります。
2. オリーブオイルと塩を混ぜ合わせます。
3. お好みで、ゴマや小葱を散らして完成。
塩づかいのコツ
1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
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四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。
素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。
福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ