書籍「12か月の本 6月の本」
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉――
12か月のうちの〈6月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。
四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻です。


装丁:岡本洋平(岡本デザイン室)


『6月の本』の目次
雨後(堀辰雄)
恐怖(谷崎潤一郎)
縦むすびのほどきかた(西崎憲)
詩篇(北園克衛)
夏の室
赤い縞のあるバラッド
棒(安部公房)
ワシントン将軍の黒人従者 伝記的素描(マーク・トウェイン/柴田元幸訳)
可愛い山(石川欣一)
霧を消す話(中谷宇吉郎)
六月(茨木のり子)
山の中の村(フーゴー・フォン・ホーフマンスタール/小堀桂一郎訳)
一つの出来事(宮本百合子)
入露記(二葉亭四迷)
ポーランドの春(ヴワディスワフ・レイモント/金子佳代訳)
小町の芍薬(岡本かの子)
紫陽花(泉鏡花)
物語(アルチュール・ランボー/中原中也訳)
真夜中の校庭(M・R・ジェイムズ/紀田順一郎訳)
恐怖の窓(遠藤周作)
歪んだ窓(山川方夫)
司書の死(中野重治)
六月の花(北原白秋)
蟹(岡本綺堂)
無題(石垣りん)
詩「嵐の夜空」〔尾崎翠〕
初姉 嫁ぐ(石井桃子)
お隣同士(シャルル=ルイ・フィリップ/山田稔訳)
跋 六月という気分(西崎憲)
梅雨に入り、紫陽花が雨粒に濡れる6月。
かまきりや蛍が見られるようになり、梅の実が熟し始める頃です。
6月らしい文章を6月に読んで、真っ只中の季節の醍醐味をじっくり味わってみませんか。

6月にお誕生日を迎える方への贈り物にも。
きっと喜ばれるはずです。
一篇一篇がさらりと読める短さなので、一人でまったり過ごす時間や寝る前の読書にもぴったりです。
私たちが生きている今の季節を、作家それぞれの目を通して見る楽しさを、ぜひ体験してみませんか。
別の時代・別の場所の6月が、今年の6月をより豊かにしてくれます。

【 著者紹介 】
西崎憲
翻訳家、作家、アンソロジスト。訳書にコッパード『郵便局と蛇』、『ヘミングウェイ短篇集』、『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』など。著書に第十四回ファンタジーノベル大賞受賞作『世界の果ての庭』、『蕃東国年代記』『未知の鳥類がやってくるまで』『全ロック史』『本の幽霊』など。フラワーしげる名義で歌集『ビットとデシベル』『世界学校』。電子書籍や音楽のレーベル〈惑星と口笛〉主宰。音楽家でもある。


- 著者
- 西崎憲
- 発行所
- 国書刊行会
- 判型
- B6変型判
- ページ数
- 280ページ
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