七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候」ごとに、万能調味料である「塩」と「旬の食材」を使ったレシピをご紹介していきます。
「芒種(ぼうしゅ)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
芒種(ぼうしゅ) 6/6〜6/20頃
<七十二候>
・蟷螂生(かまきりしょうず) 6/6〜6/9頃|とうもろこしの夏塩ゆで
・腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる) 6/10〜6/15頃| 鮎の塩焼き
・梅子黄(うめのみきばむ) 6/16〜6/20頃| さっぱり梅塩そうめん
蟷螂生(かまきりしょうず) 6/5〜6/9頃|とうもろこしの夏塩ゆで
秋に生みつけられた卵から、かまきりが誕生する頃。かまきりは農作物には手をつけず、害虫を捕まえてくれる、私たちにとってありがたい存在です。
この時期に旬を迎えるのは「とうもろこし」。年々品種改良が進みより甘みが強く、生で食せる種類が増えました。ここでは、旬のレシピ「とうもろこしの夏塩ゆで」をご紹介します。
とうもろこしの夏塩ゆで
<材料>(2人前)
とうもろこし(適量)
塩(ゆで汁に対して2%~2.5%の量)
※とうもろこしの選び方
皮は緑が濃く、ひげは褐色か黒褐色のものが完熟しています。実は、先までぎっしりとして、隙間がなく粒が大きくふっくらとしているものがおすすめです。
<作り方>
1.外側の皮をむきます。内側の薄皮は残します。
2.鍋に水と塩を入れ、煮立たせます。
3.沸騰したらとうもろこしを入れて中火で10分ほど茹でます。
4.茹であがったら火を止めそのまま10分ほど放置し、粗熱が取れたら完成。
腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる) 6/10〜6/15頃| 鮎の塩焼き
ホタルが暗闇に光を放ちながら、飛び交う頃。きれいな水辺に住んでいると思われがちですが、野原でも蒸れて腐りかけた草の下で、明かりを灯し始めます。
この時期に旬を迎えるのは「鮎」。骨まで柔らかく、塩焼きや天ぷらなどで丸ごと食すことができるのが魅力です。ここでは、旬のレシピ「鮎の塩焼き」をご紹介します。
鮎の塩焼き
<材料>(2人前)
鮎(2尾)
塩(4つまみ)
<作り方>
1.鮎を軽く水洗いし、キッチンペーパーで水気を取ります。
2.鮎の両面にひとつまみづつ塩を振り、手でしっかりなじませます。
3.魚焼きグリルやフライパンで焼いたら完成。お好みで追い塩やすだちを添えてください。
梅子黄(うめのみきばむ) 6/16〜6/20頃| さっぱり梅塩そうめん
梅雨入りと同じくして、梅の実が薄黄色に色づく頃。梅雨という言葉は、梅の実が熟す頃の雨という意味です。黴(カビ)が生えやすい季節なので、「黴雨(ばいう)」と書くこともありました。
この時期に旬を迎えるのは「梅」。小さな粒に含まれるクエン酸は、夏バテ予防にもぴったりです。ここでは、旬のレシピ「さっぱり梅塩そうめん」をご紹介します。
さっぱり梅塩そうめん
<材料>(2人前)
そうめん(2束)
鶏ささみ(2本)
ネギ(1本のうち青い部分のみ使用)
梅(1個)
レタス(2枚)
大葉(2枚)
きゅうり(1/2本)
塩(小さじ2)
<作り方>
1.鶏ささみの両面に小さじ1の塩をまぶし、ネギと一緒に茹でます。
2.火が通ったらゆで汁は冷やしておき、野菜は食べやすい大きさに切り、梅はたたいておきます。
3.そうめんを茹で、冷水でしめたあとに冷やしたゆで汁200mLと塩小さじ1、そうめんを和えます。
4.割いた鶏肉と野菜、たたいた梅を上に乗せて完成。。
※冷やす時間がない場合は、温かいままにゅう麺としてもお召し上がりいただけます。
塩づかいのコツ
1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」
四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。
素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。
福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ