七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候(しちじゅうにこう)」ごとに、旬の食材を使ったレシピをご紹介していきます。
「大寒(だいかん)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
大寒(だいかん) 1 /20〜2/3 頃
<七十二候>
・款冬華(ふきのはなさく) 1/20〜1/24頃|ふきのとうのサクサク天ぷら
・水沢腹堅(さわみずこおりつめる)1/25〜1/29頃|塩豆腐のカプレーゼ、豆腐でつくる塩トリュフチョコ
・鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく) 1/30〜2/3頃|冬野菜のケークサレ
款冬華(ふきのはなさく) 1/20〜1/24頃|ふきのとうのサクサク天ぷら
凍てついた地面に蕗の花が咲き始める頃。地面には雪が積もり、強い寒さが襲ってくる時期ですが、草花は春に向けて着実に動き出しています。
この時期に旬を迎えるのは「ふきのとう」。独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせ、冬の間にこわばっていた体を目覚めさせてくれます。ここでは、旬のレシピ「ふきのとうのサクサク天ぷら」をご紹介します。
ふきのとうのサクサク天ぷら
<材料>(2人前)
ふきのとう(6個)
かたくり粉(適量)
小麦粉(大さじ2)
水(大さじ3)
油(適量)
塩(適量)
※ふきのとうの選び方
葉が開いてくると苦味が強くなるため、小ぶりでつぼみが固く、ぎゅっと閉じているものがおすすめ。また、緑色が鮮やかな方がおいしいです。
<作り方>
1. ふきのとうは、葉を開いた状態で揚げます。汚れた葉を取り除き、折り目をつけるくらいしっかりと開ききってから、かたくり粉を全体にまぶします。
2. 小麦粉と水を2:3の割合で軽く混ぜ合わせます。
3. ふきのとうの全体に②の衣をつけ、170~180℃に熱した油の中に、開いた部分が下向きになるように入れます。
4. 最後は少し火を強めてカラッとさせ、しっかり油を切って盛り付けます。塩をつけて召し上がってください。
水沢腹堅(さわみずこおりつめる)1/25〜1/29頃|塩豆腐のカプレーゼ、豆腐でつくる塩トリュフチョコ
沢の水が氷となり、厚く張りつめる頃。この時期に、一年での最低気温の記録がでることが多く、氷点下に達する地域も多くみられます。
この時期に旬を迎えるのは「豆腐」。収穫された大豆は、貯蔵されることで水分が抜けて味がきゅっと引き締まり、風味も豊かになります。ここでは、旬のレシピ「塩豆腐のカプレーゼ」と「豆腐でつくる塩トリュフチョコ」をご紹介します。
塩豆腐のカプレーゼ
<材料>(2人前)
絹ごし豆腐(1丁)
アボカド(1⁄2個)
トマト(1⁄2個)
塩(小さじ2)
オリーブオイル(適量)
ブラックペッパー(適量)
<作り方>
1. 軽く水切りした絹ごし豆腐に、塩小さじ2を全面に付け、キッチンペーパーを巻き一晩置きます。
2. 豆腐・アボカド・トマトを食べやすい大きさに切り、順番に皿に並べます。
3. オリーブオイル・塩・ブラックペッパーをかけて完成。
豆腐でつくる塩トリュフチョコ
<材料>(2人前)
絹ごし豆腐(75g)
チョコレート(150g)
塩(ひとつまみ)
お好みでココア、きなこ、抹茶
<作り方>
1. チョコレートを湯煎します。
2. 絹ごし豆腐の水気をキッチンペーパーでとり、泡だて器で滑らかになるまで混ぜます。
3. チョコレートが溶けたら一度かき混ぜ、豆腐と塩ひとつまみを混ぜ合わせ、ラップをして30分寝かせます。
4. 一口大に丸め、ココア、きなこ、抹茶などお好みの味付けをして完成。
鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく) 1/30〜2/3頃|冬野菜のケークサレ
鶏が春の気を感じ、たまごを産み始める頃。自然な状態の鶏は、日照時間が長くなるにつれ、産卵率が上がっていくため、春から夏にかけてたくさん卵を産みます。
この時期に旬を迎えるのは「卵」。白身が締まって黄身のコクが強い、美味しい卵になります。ここでは、旬のレシピ「冬野菜のケークサレ」をご紹介します。
冬野菜のケークサレ
<材料>(2人前)
卵(3個)
バター(55g)
薄力粉(110g)
ベーキングパウダー(小さじ1)
チーズ(55g)
ベーコン(110g)
季節の野菜(にんじん、小松菜、かぼちゃ、じゃがいも、玉ねぎ等、あわせて110g)
塩(小さじ1)
こしょう(少々)
<作り方>
1. オーブントースターを170度で30分温めておき、バターは湯煎しておきます。
2. 卵を溶き、薄力粉とベーキングパウダーを加えて、だまができないよう混ぜます。
3. ベーコン、にんじん、小松菜、かぼちゃ、しいたけ、じゃがいも、玉ねぎをさいの目切りにします。
4. ②、③と塩、こしょう、チーズを混ぜ合わせ、オーブンで焼き上げて完成。
塩づかいのコツ
1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」
四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。
素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。
福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ