七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候」ごとに、万能調味料である「塩」と「旬の食材」を使ったレシピをご紹介していきます。
「清明(せいめい)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
清明(せいめい) 4/4〜4/19 頃
<七十二候>
・玄鳥至 (つばめきたる) 4/4〜4/8頃|ニラと手羽元の中華スープ
・鴻雁北(こうがんかえる) 4/9〜4/13頃|鰹の塩たたき(土佐清水風)
・虹始見(にじはじめてあらわる) 4/14〜4/19頃| 青のりの自家製ポテトチップス
玄鳥至(つばめきたる) 4/4〜4/8頃|ニラと手羽元の中華スープ
冬の間、暖かい東南アジアの島々で過ごしていたツバメが海を渡って、日本にやってくる頃。つばめの飛来は、本格的な春と農耕シーズンを表しています。
この時期に旬を迎えるのは「ニラ」。春の時期に生えるニラの葉は、においが強く、やわらかな食感を楽しめます。ここでは、旬のレシピ「ニラと手羽元の中華スープ」をご紹介します。
ニラと手羽元の中華スープ
<材料>(2人前)
手羽元(300g)
ニラ(15g)
えのき(20g)
塩(大さじ1/手羽元の下味用)
水(1,000mL)
ごま油(少々)
塩(ひとつまみ)
<作り方>
1. 手羽元は塩をまぶし下味をつけておき、ニラとえのきは5㎝幅に切ります。
2. ごま油で手羽元の皮面から焼き、焦げ目がつくまで手を付けないでください。
3. 手羽元に焦げ目がついたらニラとえのきを加えて炒め、塩をひとつまみ加えます。
4. 炒めたフライパンにそのまま水を加え、煮立たせ、最後にごま油をたらして完成。
鴻雁北(こうがんかえる) 4/9〜4/13頃|鰹の塩たたき(土佐清水風)
ツバメとは反対に、冬の間を日本で過ごした雁が北のシベリアへと帰っていく頃。雁は「かり」とも読み、「鴈」と書くこともあります。「カリカリ」という鳴き声が名前の由来とも言われています。
この時期に旬を迎えるのは「鰹」。初物には生気がみなぎり、食べれば新たな生命力を得られるとされます。ここでは、旬のレシピ「鰹の塩たたき」をご紹介します。
鰹の塩たたき(土佐清水風)
<材料>(2人前)
鰹のたたき(1冊)
塩(適量)
ニンニク(1/2玉)
ねぎ(1束)
玉ねぎ(1/2個)
しそ(5枚)
レモン(適量/すだち・かぼすでも可)
<作り方>
1. ニンニクはスライスして素揚げし、ねぎはみじん切り、玉ねぎはスライス、しそは千切りにします。
2. 玉ねぎを器に敷いて、一口大に切った鰹のたたきをのせ、塩(適量)と薬味を添えます。
3. お好みでレモンやすだち、かぼすなどをかけて完成。
虹始見(にじはじめてあらわる) 4/14〜4/19頃| 青のりの自家製ポテトチップス
春が深くなるにつれ、空気が潤ってくるので、この時期からきれいな虹を見ることができます。虹が虫偏なのは、空にかかる虹を大きな蛇と見たてたためとされています。
この時期に旬を迎えるのは「じゃがいも」。皮が薄く柔らかいのでみずみずしく、皮をむく手間なしで食べれます。ここでは、旬のレシピ「青のりの自家製ポテトチップス」をご紹介します。
青のりの自家製ポテトチップス
<材料>(2人前)
じゃがいも(2個)
こめ油(適量)
塩(2~3つまみ)
青のり(適量)
<作り方>
1. じゃがいもの芽を取り、スライサーで薄くスライスします。
2. ①をぬめりがとれるまで5~10分ほど水にさらし、キッチンペーパーで水気をとります。
3. 鍋にこめ油をたっぷり入れて中火にかけ、箸を入れてぷくぷくと泡が出てきたら、じゃがいもを入れます。揚げ終わったら器に移し、塩と青のりをふりかけて完成。
塩づかいのコツ
1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」
四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。
素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。
福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ