七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候」ごとに、万能調味料である「塩」と「旬の食材」を使ったレシピをご紹介していきます。
「処暑(しょしょ)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
処暑(しょしょ) 8/23〜9/7頃
<七十二候>
・綿柎開(わたのはなしべひらく) 8/23〜8/27頃|ヒラマサの塩フライ
・天地始粛(てんちはじめてさむし) 8/28〜9/1頃| すだちのソルティドッグ風ジュース
・禾乃登(こくものすなわちみのる) 9/2〜9/6頃|梨のまるごとシャーベット
綿柎開(わたのはなしべひらく) 8/23〜8/27頃|ヒラマサの塩フライ
綿を包む柎が開き始める頃。柎とは花の萼(がく)のことで、柎が開き始めるとふわふわとした綿毛が中からとび出してきます。この綿毛が木綿の糸や布になります。
この時期に旬を迎えるのは「ヒラマサ」。さっぱり淡白な味わいで、ブリ、カンパチと共にブリ御三家の青背魚です。ここでは、旬のレシピ「 ヒラマサの塩フライ」をご紹介します。
ヒラマサの塩フライ
<材料>(2人前)
ヒラマサ(2切れ)
塩(小さじ1)
小麦粉(適量)
パン粉(適量)
卵(2個)
こしょう(適量)
みりん(小さじ1)
ニンニク(適量)
油(適量)
<作り方>
1. 水で軽く洗い水気を拭き取ったヒラマサに塩・こしょう・みりん・ニンニクで下味をつけます。
2. 小麦粉、卵、パン粉の順番につけて、中火で揚げます。
3. パチパチという音が高くなり、揚げ物の周りの泡が小さく、ヒラマサがこんがりとした色になったら油から上げて完成。
天地始粛(てんちはじめてさむし) 8/28〜9/1頃| すだちのソルティドッグ風ジュース
ようやく暑さが静まる頃。天気図には秋雨前線が登場し、冷たい空気とともに秋を運んできます。とはいっても、日中はまだまだ暑く、夏の気候が続きます。
この時期に旬を迎えるのは「すだち」。酢みかんの一種で、香りも酸味もよく料理に欠かせない存在です。ここでは、旬のレシピ「 すだちのソルティドッグ風ジュース」をご紹介します。
すだちのソルティドッグ風ジュース
<材料>(2人前)
すだち(3個)
無糖の炭酸水(300mL)
塩(適量)
氷(適量)
お好みで、ハチミツ(適量)
※ すだちの選び方
皮の色が濃く青々として、表面にツヤとハリがあると新鮮な証。また、持った時に重みを感じるすだちは、果汁がたっぷり詰まっているのでおすすめです。
<作り方>
1. ひとかけらのすだちで果汁をつけるようにグラスのふちをなぞります。
2. 塩をバットに敷いて、逆さにグラスを置き、ふちに塩を付けます。
3. 炭酸水にすだち1個絞って入れ、輪切りのすだちを飾り完成。
4. お好みでハチミツを。
禾乃登(こくものすなわちみのる) 9/2〜9/6頃|梨のまるごとシャーベット
日に日に稲穂の先が重くなってくる頃。稲穂はこぼれるように実り、色づき始めます。しかし、この時期は台風が襲来してくる時期であり、各地で農作を祈るお祭りが開催されます。
この時期に旬を迎えるのは「梨」。みずみずしくシャリシャリした食感で、爽やかな甘みが口いっぱいに広がります。ここでは、旬のレシピ「梨のまるごとシャーベット」をご紹介します。
梨のまるごとシャーベット
<材料>(2人前)
梨(1個)
塩(適量)
ミント(適量)
<作り方>
1. 梨は、皮を剥いて種を取り除き、5mm程度にスライスして袋に入れ、冷凍庫で凍らせます。
2. 5時間程で様子を見て、カチカチに凍っていたら、袋の上から麺棒などで叩きます。
3. グラスに盛り付け、ミントを飾ります。
4. 最後に塩を軽く振るとより甘さが引き立ち美味しくお召し上がりいただけます。
塩づかいのコツ
1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」
四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。
素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。
福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ