七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候(しちじゅうにこう)」ごとに、旬の食材を使ったレシピをご紹介していきます。


「小寒(しょうかん)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
小寒(しょうかん) 1 /5〜1/19 頃
<七十二候>
・芹乃栄(せりすなわちさかう) 1/5〜1/9頃|春の七草がゆ
・水泉動(しみずあたたかをふくむ)1/10〜1/14頃|えびのまるごと素揚げ
・雉始雊(きじはじめてなく) 1/15〜1/19頃|オリーブオイル漬けタラのステーキ

芹乃栄(せりすなわちさかう) 1/5〜1/9頃|春の七草がゆ

芹が生え始める頃。芹は春の七草のひとつで、冷たい水辺で育ちます。一箇所から競り合って生えていることから、芹(セリ)という名前になりました。
この時期に旬を迎えるのは「春の七草」。春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)は、年末年始で弱った胃を優しくいたわってくれます。ここでは、無病息災を願い、1月7日に食べる「春の七草がゆ」をご紹介します。
春の七草がゆ


<材料>(2人前)
米(1⁄2合)
水(600mL))
春の七草(適量))
塩(4つまみ)
<作り方>
1.お米を研ぎ、鍋に水と一緒に入れて煮立たせます。
2.煮立ったら、焦げ付きを防ぐため一度底からかき混ぜます。
3.七草は食べやすい大きさに切り、沸かしたお湯に塩ふたつまみと一緒に入れて、やわらかくなるまで茹でます。
4.おかゆが炊けたら塩ふたつまみと七草を加えて完成。
水泉動(しみずあたたかをふくむ)1/10〜1/14頃|えびのまるごと素揚げ

地中で凍った泉の水が溶け、動き始める頃。まだまだ空気は冷たく、寒い時期ですが、春に向けて少しずつ動き出しています。
この時期に旬を迎えるのは「えび」。甘くとろけるような身が特徴で、お刺身や寿司のネタとしてよく食べられています。ここでは、旬のレシピ「えびのまるごと素揚げ」をご紹介します。
えびのまるごと素揚げ


<材料>(2人前)
殻付きのえび(8尾程度)
小麦粉(大さじ2)
塩(小さじ1)
油(適量)
<作り方>
1.水洗いしたえびの水気をキッチンペーパーでしっかり取り、小麦粉に塩をまぜます。
2.えびに小麦粉をまぶし、鍋に油を入れ中火にかけ、えびを揚げます。
3.えびがカラッとしたら引き上げ、油を切ったら、塩を適量ふりかけてください。
雉始雊(きじはじめてなく) 1/15〜1/19頃|オリーブオイル漬けタラのステーキ

雉が鳴き始める頃。雄が雌への求愛のしるしとして「ケーンケーン」と甲高い声で鳴きます。足の裏で震動を敏感に察知することができ、数秒早く地震を知らせることができます。
この時期に旬を迎えるのは「タラ」。1年通して獲れる魚ですが、寒い冬の時期は産卵期に向けて身も白子もおいしくなっていきます。ここでは、旬のレシピ「オリーブオイル漬けタラのステーキ」をご紹介します。
オリーブオイル漬けタラのステーキ


<材料>(2人前)
タラ(2切れ)
塩(ひとつまみ)
こしょう(少々)
オリーブオイル(100mL)
パセリ(適量)
※タラの選び方
身の幅が広くて、張りがありみずみずしいものを。また、皮と身の間の赤みが少なく、身の色が白く透き通っているものがおすすめです。
<作り方>
1.タラの切り身に塩こしょうをふり、オリーブオイルとパセリを混ぜた液に10分ほど漬け込みます。
2.フライパンでタラを焼き、火が通ったら器に盛ります。
3.①で漬け込んだ液にも火を通し、熱いうちにタラにかけます。
塩づかいのコツ

1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」

四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。


素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。

福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ