七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候」ごとに、万能調味料である「塩」と「旬の食材」を使ったレシピをご紹介していきます。
「春分(しゅんぶん)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
春分(しゅんぶん) 3/20〜4/3 頃
<七十二候>
・雀始巣(すずめはじめてすくう) 3/20〜3/24頃|あさりの味噌汁
・桜始開(さくらはじめてひらく) 3/25〜3/29頃|アスパラガスの塩ソテー
・雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす) 3/30〜4/3頃|つくしのペペロンチーノ風塩ナムル
雀始巣(すずめはじめてすくう) 3/20〜3/24頃|あさりの味噌汁
雀が巣を作り始める頃。俳句や民話、童謡にも用いられ、日本人にとって古くから身近な存在である雀ですが、最近では生息数が少なく、貴重な存在になっています。
この時期に旬を迎えるのは「あさり」。春の産卵を控えているため身が肥えておいしいとされています。ここでは、旬のレシピ「あさりの味噌汁」をご紹介します。
あさりの味噌汁
<材料>(2人前)
あさり(200g)
水(600mL)
昆布(1切れ)
味噌(適量)
塩(適量)
<作り方>
1.砂抜きを行ったあさり、水、昆布を鍋に入れ、中火で10分~15分煮ます。
2.味噌を入れた後、やや薄いと感じる場合は味噌の代わりに塩を入れて調整すると味が調います。
3.最後にお好みでねぎを入れて完成。
桜始開(さくらはじめてひらく)3/25〜3/29頃|アスパラガスの塩ソテー
全国各地から桜の開花が聞こえてくる頃。本格的な春の到来です。きれいな桜の木の下で、自然に感謝し春を祝福しましょう。
この時期に旬を迎えるのは「アスパラガス」。独特の甘みとほろ苦さ、柔らかな食感が特長です。ここでは、旬のレシピ「アスパラガスの塩ソテー」をご紹介します。
アスパラガスの塩ソテー
<材料>(2人前)
アスパラガス(6本)
水(適量)
塩(小さじ1/下茹で用)
オリーブオイル(大さじ1)
バター(10g)
塩(ふたつまみ)
こしょう(適量)
<作り方>
1. アスパラガスを切らずにフライパンに並べ、浸るくらいの水と塩を加えて強火で1分間下茹でします。
2. オリーブオイルとバターをひいたフライパンに①を並べ、塩ひとつまみとこしょうをかけ1分ほど中火にかけます。
3. アスパラガスを裏返して、さらに塩をひとつまみとこしょうをかけ1分ほど火にかけたら完成。
雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす) 3/30〜4/3頃|つくしのペペロンチーノ風塩ナムル
春の訪れとともに、恵みの雨を呼ぶ雷が遠くの空で鳴りはじめる頃。季節の変わり目であり大気が不安定であることから、雪や雹を降らせることもあります。
この時期に旬を迎えるのは「つくし」。田畑や川の土手に群生することが多い春の山菜です。ここでは、旬のレシピ「つくしのペペロンチーノ風塩ナムル」をご紹介します。
つくしのペペロンチーノ風塩ナムル
<材料>(2人前)
つくし(100g)
ニンニク(1/2片)
塩(ひとつまみ)
ごま油(小さじ1)
※つくしの選び方
つくしは頭の部分がしっかりと締っていて、袴と袴の間隔が短い物の方が成長過程にあるため美味しいです。
<作り方>
1.ニンニクをすりおろします。
2.つくしは袴を取って洗い、さっと蒸します。蒸し器が無い場合は、フライパンにお湯を張り、つくしの入った耐熱容器にアルミホイルで蓋をした後、フライパンの蓋をして弱火で熱してください。
3.②が熱いうちに、ニンニク、塩、ごま油を加えて混ぜたら完成。
塩づかいのコツ
1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」
四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。
素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。
福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ