七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候(しちじゅうにこう)」ごとに、旬の食材を使ったレシピをご紹介していきます。
「冬至(とうじ)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
冬至(とうじ) 12 /21〜1/4 頃
<七十二候>
・乃東生(なつかれくさしょうず) 12/22〜12/25頃|甘さ引き立つかぼちゃの塩煮、かぼちゃの濃厚ポタージュ
・麋角解(さわしかつのおつる)12/26〜12/30頃|柚子をまるごとつかった柚子胡椒
・雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる) 12/31〜1/4頃| ふぐのふっくらから揚げ
乃東生(なつかれくさしょうず) 12/22〜12/25頃|甘さ引き立つかぼちゃの塩煮、かぼちゃの濃厚ポタージュ
夏になると枯れてしまう靭草(うつぼぐさ)の芽が出る頃。靭草は芽を出す頃ですが、この草以外の草木のほとんどは枯れていきます。この時期に旬を迎えるのは「かぼちゃ」。栄養価が高く、昔から冬至の日にかぼちゃを食べるとかぜをひかないといわれています。ここでは、旬のレシピ「かぼちゃの濃厚ポタージュ」をご紹介します。
甘さ引き立つかぼちゃの塩煮
<材料>(2人前)
かぼちゃ(1⁄4個)
水(20mL)
塩(ふたつまみ程度)
※かぼちゃの選び方
しっかりとした重みがあり、皮が固く表面に艶があるもの、軸が太くて切り口が乾燥してコルク状になっているものを選びましょう。
<作り方>
1.厚手の鍋に、食べやすい大きさに切ったかぼちゃを入れ、塩をふりかけ10分ほど置きます。
2.水を注ぎ入れ、蓋をして弱火で15分ほど煮ます。
3.かぼちゃにすっと箸がとおるようになったら、火からおろして完成。お好みで追い塩を。
かぼちゃの濃厚ポタージュ
<材料>(2人前)
かぼちゃ(1⁄4個)
玉ねぎ(1⁄2個)
昆布(10センチ幅1切れ)
水(500mL)
牛乳(1カップ)
塩(ひとつまみ)
<作り方>
1.かぼちゃと玉ねぎを食べやすい大きさに切り、昆布と水と一緒に鍋で火にかけます。
2.かぼちゃに火が通ったら、火を止め、粗熱を取り、①をミキサーにかけます。
3.②に牛乳と塩を加え、鍋に移して弱火で火にかけます。
4.沸騰しないように底を混ぜ、温まったら完成。
麋角解(さわしかつのおつる)12/26〜12/30頃|柚子をまるごとつかった柚子胡椒
ヘラジカの角が生え変わる頃。枝分かれした大きな角が抜け落ち、春にまた新しい角が生え始めます。この時期に旬を迎えるのは「柚子」。「柚子湯に入ると一年間風邪をひかない」といわれるほど、柚子には血行を促進して冷え性をやわらげる効果があります。ここでは、旬のレシピ「柚子をまるごとつかった柚子胡椒」をご紹介します。
柚子をまるごとつかった柚子胡椒
<材料>(2人前)
青柚子(3個)
青唐辛子(100g)
塩(小さじ2)
<作り方>
1.柚子をきれいに洗って、ヘタと種を除きます。
2.青唐辛子もヘタを除き、きざみます。
3.①と②に塩を加えてミキサーで混ぜて完成。
雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる) 12/31〜1/4頃| ふぐのふっくらから揚げ
降り積もった雪の下で、麦が芽を出しはじめる頃。重い雪の下で、暖かい春をじっと待っています。この時期に旬を迎えるのは「 ふぐ」。寒い季節に美味しくなる食材で、下関では福をもたらす魚とも言われています。ここでは、旬のレシピ「 ふぐのふっくらから揚げ」をご紹介します。
ふぐのふっくらから揚げ
<材料>(2人前)
ふぐ(ぶつ切り1匹分)
酒(大さじ1)
しょうが(適量)
塩(小さじ1)
片栗粉(適量)
油(適量)
<作り方>
1.ふぐをボウルに入れ、酒、しょうが、塩を入れて20~30分ほど漬け込みます。
2.片栗粉をまぶし、180度の油で揚げます。
塩づかいのコツ
1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」
四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。
素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。
福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ