書籍「12か月の本 5月の本」
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉――
12か月のうちの〈5月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。
四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻です。


装丁:岡本洋平(岡本デザイン室)


『5月の本』の目次
五月(尾形亀之助)
アスパラガスの記憶(須賀敦子)
寺町(岩本素白)
あいびき(堀辰雄)
美神(三島由紀夫)
五月の唯物観(寺田寅彦)
若葉(鏑木清方)
太陽の中の女 ブルジョワの散歩(マッシモ・ボンテンペㇽリ/岩崎純孝訳)
壁の中の風景(小山いと子)
五月の人ごみ(谷川俊太郎)
夢(三橋一夫)
五月の鰹(吉田健一)
入梅(久坂葉子)
五月雨(吉江喬松)
詩篇(萩原朔太郎)
雲雀料理
掌上の種
干からびた犯罪
五月の貴公子
五月の死びと
金魚(鈴木三重吉)
馬と私(吉屋信子)
日記帳(江戸川乱歩)
栗の花(岡本綺堂)
詩篇(村山槐多)
五月短章
血に染みて
お富の貞操(芥川龍之介)
五月の庭(野上弥生子)
笑うでぶ(スワヴォーミル・ムロージェック/沼野充義訳)
五月の幻(川端康成)
この道(石垣りん)
一と踊(宇野浩二)
最初の舞踏会(レオノーラ・カリントン/澁澤龍彦訳)
こおろぎ嬢(尾崎翠)
跋 空の五月(西崎憲)
春が過ぎ、風薫る初夏。
五月雨がしっとり降りかかり、若葉の緑が眩しい5月。
5月らしい文章を5月に読んで、真っ只中の季節の醍醐味をじっくり味わってみませんか。

5月にお誕生日を迎える方への贈り物にも。
きっと喜ばれるはずです。
一篇一篇がさらりと読める短さなので、一人でまったり過ごす時間や寝る前の読書にもぴったりです。
私たちが生きている今の季節を、作家それぞれの目を通して見る楽しさを、ぜひ体験してみませんか。
別の時代・別の場所の5月が、今年の5月をより豊かにしてくれます。

【 著者紹介 】
西崎憲
翻訳家、作家、アンソロジスト。訳書にコッパード『郵便局と蛇』、『ヘミングウェイ短篇集』、『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』など。著書に第十四回ファンタジーノベル大賞受賞作『世界の果ての庭』、『蕃東国年代記』『未知の鳥類がやってくるまで』『全ロック史』『本の幽霊』など。フラワーしげる名義で歌集『ビットとデシベル』『世界学校』。電子書籍や音楽のレーベル〈惑星と口笛〉主宰。音楽家でもある。


- 著者
- 西崎憲
- 発行所
- 国書刊行会
- 判型
- B6変型判
- ページ数
- 296ページ
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