書籍「面白いほどスッキリわかる!世界の気候と天気のしくみ」
気候と天気のしくみを知れば世界がわかる!
暦生活で記事を書いてくださっている今井明子さんの本『面白いほどスッキリわかる!世界の気候と天気のしくみ』
「北極と南極、どちらが寒い?」「フィリピンの台風は冬に来る?」「北アメリカで竜巻が多発する理由は?」など、知っているようで知らない天気のお話。「地理」と「地学」の視点から世界の気候と天気のしくみを読み解いた一冊です。
知っておきたい基礎知識から、意外と知られていない世界の天気、異常気象の謎まで、豊富な図解とともにわかりやすく解説しています。
学び直しや初めての学びにもおすすめです。



【 掲載内容 】
第1章 気候を作る太陽・大気・海
世界には熱帯から寒帯までさまざまな気候帯があります。この地球の気候を決めるのは、太陽の高度や、大気や海水の循環などです。第1章では、気候を作るための太陽の光の当たり方や、大気と海の動きについてを説明します。



第2章 気象の基礎知識
雨はなぜ降るのか、高気圧や低気圧とは何なのかなど、気象の基礎となる知識について説明します。


第3章 地形と気象の深い関係
世界各地の気候や気象には地形がおおいに関わっています。第3章では地形と気象の関係について詳しく説明します。
第4章 熱帯の気候
赤道に最も近い、低緯度帯が熱帯です。熱帯とひとくちにいっても、一年中雨が降る地域もあれば、乾季と雨季に分かれている地域もあります。
第5章 乾燥帯の気候
赤道よりも少し高い高緯度エリアには、雨がほとんど降らない乾燥帯があります。厳しい気候ですが、人々や動物は環境に適応して暮らしています。
第6章 温帯の気候
日本も属する温帯。四季の変化が見られ、夏は暑く冬は寒い。雨もよく降るため農耕や牧畜も盛んな気候帯です。
第7章 冷帯の気候
冷帯は温帯よりも緯度の高い場所に位置し、夏と冬の気温差が大きい気候帯。寒帯よりもやや暖かい場所にあるため「亜寒帯」とも呼ばれています。


第8章 寒帯の気候
地球で最も寒い地域の寒帯。1年のほとんどが雪や氷で閉ざされています。人間をはじめ、動植物が暮らすには厳しい環境です。
第9章 日本の気候
東西・南北に長い日本には、亜熱帯から冷帯、高山気候まで多くの特徴的な気候があります。私たちの暮らす日本の気候について説明します。


第10章 異常気象と地球温暖化
何年も同じ場所に住んでいても、雨がほとんど降らない年もあれば、雨が多い年もあります。記録的な熱波や寒波に見舞われることも。こういった異常気象の発生するしくみや、地球温暖化について解説します。



著者:今井明子さんからのコメント
「地理」と「気象」を掛け合わせた本を書いてほしいという依頼にこたえ、地球を取り巻く大気や海の営みから始まる天気のしくみについて説明しました。各地の気候やその場所特有の気象現象について書くうちに、世界を旅行している気分になってしまいました。ぜひ、みなさんも世界旅行の気分を味わいながら読んでみてください。
【 著者紹介 】
今井 明子(いまいあきこ)
サイエンスライター、気象予報士。1978年生まれ。京都大学農学部卒。得意分野は科学系(おもに医療、地球科学、生物)。『Newton』、「東洋経済オンライン」、「BUSINESS INSIDER JAPAN」、「暦生活」などで執筆。著書に『こちら、横浜国大「そらの研究室」! 天気と気象の特別授業』(共著、三笠書房知的生きかた文庫)、『異常気象と温暖化がわかる』(河宮未知夫/監修、技術評論社)などがある。気象予報士として、お天気教室や防災講座の講師、気象科学館の解説員なども務める。
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- 著者
- 今井明子
- 発行所
- 産業編集センター
- 判型
- A5判
- ページ数
- 208ページ
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